暗号携帯電話供給の企業経営者をFBIが逮捕

豪のバイキー殺害事件で両国警察が協力

 3月12日付ABC放送(電子版)は、オーストラリア国内の2件のバイキー・メンバー殺害事件に関連して、米企業の経営者がFBIに逮捕されたことを報じている。

 この企業はオーストラリアでの2件の殺害計画に使われた警察の探知盗聴を避ける暗号携帯電話を犯罪者に供給したと疑われており、アメリカ、オーストラリアその他の国の警察の協力関係で逮捕にこぎ着けたもの。

 この企業は、カナダで登録されている「Phantom Secure」と称し、国際的な犯罪組織を顧客として賭博、マネー・ロンダリング(資金洗浄)、ドラッグ密輸などに用いられる暗号携帯電話を組み立てていると見られており、同社のビンセント・ラモスCEOがアメリカで逮捕された。

 FBIは、「同社はブラックベリー携帯電話を分解し、カメラ、マイク、GPSナビゲーションその他の機能を取り外し、暗号化ソフトウエアをインストールすることで警察がこの携帯電話を盗聴することを難しくしている」と発表している。

 オーストラリア国内では、2012年にヘルス・エンジェルス準メンバーのロイ・ヤギ、2013年にシドニーのヘルス・エンジェルス・メンバーのタイロン・スレムニクが殺害された事件などいくつかの殺人事件でこの暗号携帯電話が用いられたとされている。

 しかし、ラモスCEOの逮捕が示すように、オーストラリアとこの企業の関係は2つの殺人事件よりも深いと見られている。

 さらにFBIが提出した陳述書によると、同社と世界の犯罪組織との関係は、2015年9月に逮捕したドラッグ売人が「協力的な証人」に寝返ったことから明らかにされてきた。

 当局は、「Phantom Secure社の暗号携帯電話の合法的ユーザーはまったく知らない」と語っている。
■ソース
Phantom Secure boss arrested in US, amid products’ suspected links to Australian murders

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