バー・コルッツィ所有会社が10万ドルの罰金判決

シドニーの名物喫茶店などで賃金キャッシュバック

 シドニーのダーリングハーストにあるバー・コルッツィは、1957年に元ボクサーのルイジ・コルッツィさんが開き、2014年に84歳で亡くなる直前まで店を切り盛りしており、周辺で働く人々や弁護士、サイクリストなど多彩な固定客がいた。

 そのバー・コルッツィを買い取り、経営している会社が従業員に賃金を支払った後、その従業員からいくらかを返還させていたことが暴露され、10万ドルの罰金判決を受けたことが伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 連邦巡回裁判所は、同喫茶店を経営しているティボル・ベルテスに$9720の罰金、同人の会社、ロビット・ノミニーズに$87,345の罰金支払いを命じている。

 ロビット・ノミニーズ社はイタリア人の女性を料理人として雇い457技能ビザのスポンサーになり、年給$56,000、週40時間労働の条件で働いていた。2014年8月から2015年11月までの15か月の雇用期間に女性は毎週54時間働いており、しかも会社は彼女に週給から$218を払い戻しさせ、総額は$13,952になる。

 ベルテス被告は、女性に、「賃金満額は払えない。税金とスーパー年金拠出金を払うために$218必要だ」と強要、女性は賃金の一部を返さなければ解雇され、イタリアに帰らなければならなくなることを怖れ、被告の要求に従っていた。

 2015年に退職した後、女性はFair Work Ombudsman(FWO)に援助を求め、FWOが捜査を始めた結果、ベルテスと会社は女性に総額$39,685を未払いと算出され、FWOの命令により、両者は女性に未払い額を支払っている。

 FWOは、「ベルテス氏は弁護士であり、会社の顧問や役員を務めたこともあり、会社の義務を知らなかったとは考えられない。正規の賃金を払っていると見せかけるために工作していたことは明らか」と陳述し、ニコラス・マノウサリディス巡回裁判所判事もこれを認める判決を下した。
■ソース
Bar Coluzzi operator fined close to $100,000 for cashback scheme

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