不動産開発業者、元協力業者殺害容疑で有罪

雇った「殺し屋」が裁判で検察側の証人に

 不動産開発業者のロン・メディチ被告人(70)は、元協力業者のマイケル・マクガーク氏(45)殺害容疑の刑事訴追が長引いているが、4月23日、有罪の評決を受けた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この裁判は同被告人の2回目の裁判であり、1回目では陪審団が評決に達せず、やり直しが命じられた。

 裁判では、メディチ被告人とマクガーク被害者とは何百万ドルもの取引をする協力関係があったが、やがて関係が悪化してきた。

 マクガーク氏は、2009年9月、幼い息子とともにテイカウェイの夕食を買いに出て、シドニー・ノース・ショアのクレモーンの自宅に戻り、自動車から降りたところを至近距離から頭を射たれて死亡している。事件時、息子はまだ車の中にいた。

 メディチ被告人は裁判ではマクガーク殺害容疑に無罪を主張しており、裁判進行中に被害者の妻、キンバリー・マクガークさんを脅迫するなどしていた。陪審団は5日間を越える評議の後、殺人容疑と脅迫容疑の双方で被告人の有罪評決を出した。

 閉廷後、キンバリーさんは、NSW州警察と検事に感謝の言葉を述べ、「この事件で家族は大きなダメージを受けた。このダメージは修復できないが、今日の判決で前に進むことができるようになった」と語っている。

 裁判で、シャロン・ハリス検事が、「二人の協力関係は2009年3月頃には極端に悪化し、州最高裁や連邦裁での訴訟合戦に発展していき、メディチ被告人はマクガーク氏を抹殺するため、元ボクサーの親友、フォルテュナト・ラッキー・ガテラリにマクガーク殺害を依頼した。

 ガテラリはメディチ共同被告人に不利な証言をすることを検事と交渉し、量刑を60%削減された。

 メディチ被告人の弁護人、ウィンストン・テラチーニ SCはガテラリ証言の信憑性を引きずり下ろす戦術に出た。また、ガテラリ氏の共同犯罪者3人もそれぞれの評決を言い渡されている。
■ソース
Ron Medich found guilty of Sydney businessman Michael McGurk’s murder

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