コモンウェルス銀行、7億ドルの罰金支払い命じられる

繰り返しマネー・ロンダリング防止法等に違反

 金融情報を管理する連邦官庁、AUSTRACは、コモンウェルス銀行(CBA)にマネーロンダリング・テロ資金供与防止法に対する重大な違反があったとして7億ドルの罰金支払いを命じ、同銀行もその制裁を受け入れる意図を明らかにした。

 6月4日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 AUSTRACは、同行の「インテリジェント入金機(IDM)」で$10,000を超える取引が53,506件あったにも関わらず報告が遅れたことを指摘し、同行もこれを認めた。また、149件の取引についても不審があるにも関わらず報告が遅れたかまたはまったく報告しなかったことを認めている。

 さらに同行は、80人の不審な顧客のチェックを行う義務を怠り、また2012年から2015年10月にかけていくつかの口座に対して取引モニタリングが意図どおりに機能しなかったことを認めた。

 またAUSTRACの調査で、同行がIDMの持つリスクを正しく評価しなかった取引が14回あったことも突き止められ、テロ組織や犯罪組織が何百万ドルもの現金を洗浄した可能性がある。

 AUSTRACとコモンウェルス銀行の合意条件は連邦裁判所が認めなければならないが、AUSTRACのニコール・ローズCEOは、「この罰金が他の金融機関に対する警告になるだろう」としている。

 さらにローズCEOは、「CBAと協力して作業を進めているが、CBAの取り組み方には期待が持てる。銀行の業務が法制に適合するよう自発的に行動するだけでなく、積極的に取り組んでくれることを望んでいる。しかし、強制権を発動しなければならない場合にはそれもためらわない」と語っている。

 CBAのマット・コミンCEOは、「意図して違反したわけではないが、当行に重大な過ちがあったことは全面的に認める。今日の罰金支払い同意は当行の過ちを認める証しとして、また今回のつまづきから前進する意図を込めて行った」と語っている。

 同行は、AUSTRACの裁判費用250万ドルについても負担に同意している。
■ソース
Commonwealth Bank to pay $700 million fine for anti-money laundering, counter-terror financing laws breaches

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る