アデレードのウィルソン・カソリック大司教禁固12か月

過去に監督下の聖職者の児童性虐待を隠蔽

 過去に自分の監督下の聖職者が犯した児童性虐待を隠蔽したとして、アデレードのフィリップ・ウィルソン・カソリック大司教(67)が有罪判決を受けていたが、7月3日に禁固12か月の量刑を言い渡されたことが報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウィルソン被告人は自宅拘禁処分に向けたアセスメントを受けることになっている。また量刑執行から6か月で仮釈放を申請することができる。

 ウィルソン大司教は、1970年代にペドファイル聖職者のジム・フレッチャーによる児童性虐待を知りながら、2004年から2006年の間、これを隠蔽していた容疑で起訴されていた。

 ロバート・ストーン簡裁判事は、「被告人は改悛の情も痛恨の気持ちもない。私は、この実刑判決を執行猶予すべきではないと考えている。そのため、考えられる量刑としては判決全期間の刑務所服役か自宅拘禁が妥当と考える」と述べている。

 ウィルソン大司教を刑務所に送るか自宅監禁するかの言い渡しは8月になった。

 ストーン判事は、「ウィルソン被告人の動機はカソリック教会組織を守ることで、他には被告人の行動を合理的に説明することはできない。ただし、被告人に再犯の可能性はない」と述べている。

 ウィルソン大司教は児童性虐待隠蔽容疑で起訴された聖職者の1人であり、オーストラリア国内ではこれまでに有罪判決を受けた者はいない。
■ソース
Archbishop Philip Wilson sentenced to 12 months’ detention for child abuse cover-up

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