エディ・オベイド一族、州民に700万ドルの負債

NSW州政府は一部でも債権回収の手続き中

 NSW州労働党政権で大臣を務めている間の腐敗行為で有罪判決を受けて刑務所に服役中のエディ・オベイドとその家族は、州民に対して推定700万ドルの負債を抱えており、NSW州政府が一部でも回収する手続きを進めていると報じられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 州政府広報担当官は、「この額は当然ながら州民が取り戻すべき金額。一部なりとも取り戻すために手続きを始めている」と発表した。

 しかし、18か月前にオベイド一族が裁判で敗訴し、500万ドルを超える裁判費用を支払う命令を受けているがその額を取り戻す手続きが行われた様子がないと伝えている。

 2016年、元労働党の黒幕だったエディ、3人の息子、ポール、モーゼ、エディ・ジュニアは、腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)、NSW州、ICACの当時のデビッド・イップ委員長その他を相手取って長年かけた裁判で敗訴し、2017年3月にはデビッド・ハマーシュラグ判事が、裁判費用も判決同様にオベイド一族が負担すべきだという理由はいくつもある」と語り、オベイド一族が相手取って起こした裁判の費用一切をオベイド一族に支払いを命じた。

 モーゼ・オベイドと彼の会社は、シドニー市に対して1660万ドルの賠償金と裁判費用その他の経費を支払うよう命じられている。

 判決までのICACなどの政府機関の裁判費用は、NSW州政府機関の保険制度であるTreasury Managed Fund (TMF)が支払っており、オベイド一族の敗訴と裁判費用負担命令に基づき、TMFがオベイド一族から回収しなければならないが、18か月経過してもTMFが回収を始めた形跡がなく、裁判関係者の一人は、「TMFはブラックホール。何を送ってもなしのつぶて。オベイド一族が費用の弁済を迫られていないということが信じられない」と語っており、フェアファクス・メディアの問い合わせに対してもTMFから何の返事もないと報じられている。
■ソース
Eddie Obeid’s $7 million debt to NSW taxpayers

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る