イプスイッチ市議会を罷免する法律州議会で通過

市長が詐欺罪で起訴されるなど乱脈きわめ

 8月21日、QLD州議会は州政府の権限で地方自治体議会を罷免できる法律を通過させた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この立法により、市長が詐欺罪で逮捕され乱脈が伝えられているイプスイッチ市議会全員を罷免し、州政府の管理の下に市議会を再建する動きが現実的になった。労働党市議の多いイプスイッチ市議会だが、州の労働党政権は市議会を「無法地方自治体ギャング」と呼んでおり、腐敗を取り除いて立て直すほかなくなっている。

 同市議会は何人かの市議と市幹部職員らの腐敗行為が10年以上にわたって続いてきたとされており、州犯罪腐敗摘発委員会(CCC)は、元市長ら2人をはじめとして、市議会に関連した容疑者15人を起訴したが、詐欺、腐敗、恐喝など容疑は合計86項目にも及んでいる。

 立法は22日朝に州副総督が署名し、同日24時に発効するため、それと同時に市管理人を置くことが決まっている。

 法案審議でジョ=アン・ミラー・バンダンバ選出労働党議員は、イプスイッチ市議会の腐敗と隠蔽に対して長年孤立無援で声を上げてきた。無法オートバイ・ギャングのことは誰でも知っている。しかし、イプスイッチ市議会は無法地方自治体ギャングだ。ただ、市議はバイクには乗らない。彼らは税金でまかなわれる車や個人所有ジェット機に乗る。ようやく州政府も耳を傾けざるを得なくなった」と語っている。

 QLD州政府のスターリング・ヒンチリフ地方自治体担当相は、「電話、電子メール、信書、捜査報告書などあらゆる通信手段でイプスイッチ市議会活動に関する容疑が伝えられてきた。何もしないわけにはいかない。市議会の腐敗、違法行為、ブリーイング、身びいき、セクシズムの数々には気がめいった」と語っている。

 2017年8月に市議に当選したばかりのデビッド・マーチン氏は、「自分は容疑の数々がすでに行われた後で市議になった。自分は市議をクビになるが、市役所で働いている職員が気の毒だ。彼らは自分たちでは何の違法行為もしていないのに市議会に対する市民の怒りを毎日のように浴びている。自分たちは何の違法行為もしていないのに」と語っている。

 自由国民党(LNP)も法案には賛成したが、アン・リー影の地方自治体担当相は、「政府はジョ=アン・ミラー州議会議員の訴えに従ってもっと早くに措置すべきだった」と語っている。
■ソース
Ipswich council sacking imminent after dismissal bill passes Queensland Parliament

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