連邦警察、内務省に捜索令状を執行

ダットン内務相のオ・ペア介入問題漏洩犯捜索

 10月11日午前、連邦警察(AFP)職員は、キャンベラの内務省に捜索令状を執行した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 AFPの捜索は、同省のピーター・ダットン主任大臣が、観光ビザで入国しようとしたフランス人とイタリア人の女性がオーストラリア国内でオ・ペアとして働こうとしていることを確認した国境警備部職員が拘束し、強制送還しようとしたところをダットン氏が大臣権限で介入し、職員の勧告を退け、「人道」上の理由で2人に観光ビザを交付した事案が何者かによって漏洩された事件に対するもの。2人の女性はそれぞれスポーツ有力者の親戚やQLD州警察官時代の元同僚が雇うことになっていた。

 AFPは、「同省から、何者かが許可なく情報を公開したとの訴えが出ていた。同日の捜索は内務省建物で行われ、コンピュータのデータから証拠を確保する目的」と発表している。

 2018年9月、ダットン内務相執務室、内務省職員その他のコンピュータから大量の電子メールのコピーが労働党に漏洩され、2015年にダットン内務相が介入したことを示していた。

 ダットン内務相は難民認定希望者に対してきわめて厳しいことで知られており、ナウルやパプア・ニューギニアの領外難民収容所に収容されていた難民希望者が精神障害や病気になった時にもオーストラリアの病院への移送を拒否しており、「人道」上の措置を拒否していると批判されている。

 さらに、ダットン内務相が任命した国境警備部長官のロマン・クォドブレーグ氏がガール・フレンドを同部に就職する便宜を図ったことが暴露され、退職した後、両者の関係が険悪になっていたことから、クォドブレーグ氏が上院調査委員会で証言し、さらにダットン大臣が、「漏洩したのはクォドブレーグ氏」と発言するなど泥沼化していた。

 11日、クォドブレーグ氏は、「AFPの捜査で漏洩が私の行為でないことが明らかになるだろう」と発言している。
■ソース
Home Affairs Department raided by Australian Federal Police investigating Peter Dutton au pair leaks

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