連邦議員の娘強姦で脅迫した警察官に罰金刑

職務中に凄惨な事件を目撃し、PTSDと認定され

 セーラ・ハンソン=ヤング緑の党連邦上院議員の事務所と通話中に事務所職員に、「ハンソン=ヤング議員の娘を強姦する」と脅迫した警察官が実刑判決を逃れ、$5,500の罰金刑を受けた。
 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州警察のショーン・ダニエル・マーフィ巡査長は、2018年7月にSA州の同議員選挙事務所に電話し、電話に応えた職員のタミー=ジョ・サットン氏に、同議員の娘の写真を提出するよう要求したがサットン氏がこれを断り、理由を問い質したところ、同議員の娘を強姦すると脅迫した。

 ミーガン・グリーンウッド簡裁判事は、「サットン氏は脅迫のために非常な衝撃を受け、仕事に集中できず、その後よく眠れない日が続いた。また、子供を標的にする卑劣な行為はこの社会で子供が安心できない結果になる。職員らは警察官がそのような卑劣な脅迫をしたことでこの社会に対して抱いている気持ちを大きく傷つけられた」とするハンソン=ヤング議員の証言を繰り返した。

 マーフィ被告人は2018年11月の公判で容疑の行為を認めた。しかし、同被告人は職務中に凄惨な事件を目撃し、心理的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩んでおり、公判中に精神医療施設でPTSDの治療を受けており、出廷しなかった。2月1日の判決言い渡しに出廷したマーフィ被告人は、2年間の善行保証預託金と$5,500の罰金を言い渡され、懲役・禁固の実刑は受けなかった。

 マーフィ被告人のジョン・デビッドソン弁護士は、「依頼人は警察官を務めていた時期に凄惨な事件を目撃し、PTSDになり、アルコール中毒にもなった。依頼人の犯罪行為はそのような精神状態で起きた。依頼人は在職中に勇敢な行為で勲章も受けている。そのような優れた警察官が目撃した事件のために悲劇的な結果になってしまった」と陳述している。

 検事は、「被告人には回復の見込みはほとんどない」と厳しい処罰を求めていた。

 グリーンウッド判事は、マーフィ被告人に$500の善行保証預託金の処分を言い渡し、毎日矯正局地方事務所に出頭すること、精神分析医の治療を続けること、禁酒することを条件として命じた。
■ソース
Police officer fined $5,500 over rape threat to Sarah Hanson-Young’s office

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る