労働党NSW州政権閣僚、腐敗一審判決破棄

保守連合州政権、再審を検討と発表

 2月25日、イアン・マクドナルド元NSW州政権資源大臣、一審の「腐敗行為有罪判決」破棄判決を受けた。

 同氏は2017年の有罪判決以来服役していたが、この判決により即日釈放された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マクドナルド氏は、元労組幹部のジョン・メイトランド氏が経営する企業にハンター・バレーのドイルズ・クリークに設定した鉱区のライセンスを交付したことが大臣職権を乱用した腐敗行為として起訴され、一審で有罪評決を受け、10年の懲役を言い渡された。

 この一審判決破棄を受け、グラディス・ベレジクリアン保守連合NSW州政権は、マクドナルド氏に対する再審が可能かどうかを検討すると発表している。

 マクドナルド氏の懲役10年は7年間は仮釈放不可、一方メイトランド氏は懲役6年、うち4年間は仮釈放不可の量刑を言い渡されていた。

 マクドナルド氏は一次産業資源担当大臣だった2008年12月に鉱区ライセンスを交付しており、メイトランド氏はライセンスを受けた企業の株を売却して600万ドルの利益を得ている。検事側は、マクドナルド氏の腐敗行為でNSW州は財政緊迫の時期に何千万ドルもの損害を受けたとしていた。

 再審でマクドナルド氏は、鉱区ライセンス交付は合法的だった、また、陪審団は、交付時に犯罪の意図があったと証明することはできなかったと主張した。

 また、メイトランド氏は、「マクドナルド氏の違法行為に自分は何の責任もない」と主張していた。

 刑事控訴法廷は、第一審を担当したクリスティーン・アダムソン判事が陪審員に向けて、「公務員の腐敗行為で有罪評決を出すためには犯罪行為の意図があったとする心理状態を証明する必要があることを正しく伝えなかった」としている。

 NSW州政府のマーク・スピークマン法務長官は、「控訴法廷は再審を命じた」と語っている。
■ソース
Ian Macdonald wins appeal against misconduct conviction, set to walk free from prison

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