英当局、アサンジの身柄の米への引き渡しを承認

ウィキリークスの米機密文書公開などでスパイ容疑

 英当局は、ウィキリークス創始者のジュリアン・アサンジ氏に対する米当局の身柄引き渡し要求を承認した。
 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウィキリークスは、イラク駐留の米軍ヘリコプターが地上のジャーナリストを機銃掃射して殺害した事件のビデオなどをインターネットで公開し、大きく話題になった。また、米軍の極秘資料をウィキリークスに流したチェルシー・マニング氏はすでに刑期を終えている。

 6月13日の報道によれば、イギリス政府のサジド・ジャビド内務相がアサンジ氏の身柄をアメリカに引き渡す命令書に署名した。

 アサンジ氏の弁護士、ジェニファ・ロビンソン弁護士によれば、身柄引き渡し書署名は通常の手続きであり、現地時間6月14日にアサンジ氏の「身柄引き渡し審理」がロンドンの裁判所で開かれる。

 米司法省の身柄引き渡し要求は、アサンジ氏が共謀して米政府のコンピュータに侵入し、スパイ取締法に違反したとするもので、最終的にアサンジ氏の身柄がアメリカ当局に引き渡されるかどうかは裁判所の判断に帰せられる。

 アサンジ氏は、ロンドンで保釈中にエクアドル大使館に逃げ込み、亡命を許可され、大使館に7年近く住んでいたが、ロンドンの法廷はアサンジ氏を保釈条件違反で逮捕状を用意していた。そのため、現在は50週間の禁固刑受刑中になっている。

 米政府のベン・ブランドン弁護士は、「アサンジ被疑者は、アフガニスタンとイラクに関わる何十万通もの報告書や25万通の公電の公開に関わっている」と述べている。

 禁固刑受刑中のアサンジ氏に対しては、スエーデン検事局も、一旦閉じていた2010年の強姦容疑の事件を再開したが、ウプサラ地裁は、アサンジ容疑者不在のまま、同容疑者逮捕を求める検事局の訴えを退けている。
■ソース
WikiLeaks founder Julian Assange a step closer to US extradition after Britain signs order

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