法廷、亡夫の冷凍保存精液の使用を認める

未亡人、夫との間に2人目の子供の妊娠希望

 QLD州ブリスベン市最高裁は、女性が死別した夫の冷凍保存精液を使って2人目の子供を夫との間の子供として妊娠することを認めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この女性、ジェニファ・ギャフニーさんは麻酔医、亡夫のダニエルさんは皮膚科医でイギリスからオーストラリアに移住してきており、12年の結婚歴があるが、ダニエルさんは幼い男児1人を残して亡くなった。

 ダニエルさんがサンシャイン・コーストへの出張中に突然亡くなる直前、ジェニファさんは2人目を妊娠するため、専門家と相談していた。

 ダニエルさん死亡の翌日、検視法廷が医師チームにダニエルさんの睾丸組織摘出を口頭で許可しており、摘出した組織は冷凍保存されている。

 ジェニファさんがその冷凍保存の精液を使って2人目の子供を妊娠する許可を最高裁に出しており、6月21日に最高裁の許可が出た。

 スー・ブラウン最高裁判事は、「ダニエルさんの死は気の毒なことであり、提出された証拠からジェニファさんとダニエルさんの2人がもう1人の子供を望んでいたことは明らかだ。また、ジェニファさんはそれがダニエルさんの意思だったことを確信しており、また、ジェニファさんもダニエルさんがいない今も二人の間の子供を望んでいる」と判決理由を述べている。

 また、「ジェニファさんは慎重かつ理性的に判断しており、死別の悲しみの余りの感情ではないことも明らかだ」としている。

 ジェニファさんの人工授精専門医でグリーンスロープス私立病院のクレア・ブースロイド氏は、「男性の死亡後にその保存精液で妊娠することについてきっちりと法制化する必要がある。ジェニファさんが裁判に訴えなければならなかったことはこの問題で女性が直面する困難を象徴している」と語っている。
■ソース
Widow wins right to use dead husband’s sperm to conceive a second child

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