WA州の家族惨殺事件の男、仮釈放なしの終身刑

ベッドフォードの妻、子供3人、母親の5人殺害

 WA州の法廷は、パース市内ベッドフォード地区の民家で自分の妻と母親、娘3人をパイプで殴ったり、ナイフでめった突きするなどして殺害した男に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。仮釈放なしの終身刑は法改定後初の適用になった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2018年9月、アンソニー・ハービー(25)は、近くのコールズの夜勤から帰宅してきた妻のマラ(41)をパイプで殴った後、めった突きしており、さらに娘のシャーロットちゃん(3)、2歳の双子、アリスちゃんとベアトリクスちゃんをそれぞれのベッドで就寝中を刺し殺している。1人は38箇所を刺されていた。さらに翌朝、子供の世話をするために訪ねてきたビバリー・クィンさん(73)をパイプで殴った後、刺し殺している。さらに、5日間、遺体の散乱する自宅で過ごし、遺体を移動するなどしている。

 州最高裁では、検事が、「被告人は犯罪を何日も前から計画し、家族の抹殺を日記に詳しく記している」と陳述している。

 7月19日、量刑を言い渡したスティーブン・ホール判事は、「量刑を比較するにも似た犯罪が見当たらない」と述べている。

 また、5日間、遺体と共に過ごしたハービーは、遺体を毛布や花束で包んだ後、写真を撮っており、マラさんの遺体は娘達の寝室に移され、マラさんが子供達を抱きしめているように細工し、娘達の好きだった玩具を周辺に並べている。さらに被害者5人に宛てて手紙をしたため、謝罪している。

 さらに自分の持ち物や妻などの宝飾品を売り払い、妻の口座から金を引き出した後、車でピルバラ地域パナウォニカの町に住む両親の家に向かい、父親に自分の犯罪を告白、父親が直ちに警察に通報した。

 裁判でハービーは容疑を全て認めており、検事側は犯罪の深刻さを考慮して仮釈放なしの終身刑を求刑、これに対して弁護人側は容疑者の若さ、罪を認めたこと、更生の可能性を考えて最低服役期間付きの終身刑とするよう求めていた。

 仮釈放なしの終身刑は労働党州政権期の2008年に殺人罪に対して新設された量刑で、これまでこの量刑を適用された被告人はいなかった。
■ソース
Bedford mass murderer Anthony Harvey gets historic sentence for stabbing his family to death

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る