ギラード氏の犯罪容疑は晴れる

労組腐敗特別調査委員会中間報告

 ジュリア・ギラード元連邦首相は、弁護士時代にボーイフレンドの労組幹部と労組運動資金を自宅改修経費に流用した犯罪の疑いがかけられていたが、労働組合幹部の腐敗と犯罪を調査している連邦特別調査委員会は、中間的な報告として、「ギラード弁護士の職業的な品行には問題があるが、犯罪と断定できるような行為はなかった」として、犯罪容疑については否定した。ギラード氏は9月に同委員会の喚問を受けて証言席で質問に答えており、その時もギラード氏の証言にはあいまいな点も矛盾点もなく、犯罪容疑が成立しないことはほぼ確実だった。

 また、委員会は、当時ギラード弁護士のボーイフレンドだったオーストラリア労働者組合(AWU)幹部のブルース・ウィルソン氏とその同僚ラルフ・ブリュイット氏の2人については検察庁に送致するよう勧告している。報告によれば、2人はニセ運動資金を設立し、パースの建設会社「Thiess Contractors」から労組に支払われる金をその資金口座に入れることで横領していたとしている。ウィルソン氏も9月に同委員会の喚問を受けて証言しており、1992年に彼の仲間がThiess社にニセの請求書を発行していたことを認めている。

 また、ギラード弁護士は、AWUの法律顧問を務めていた時期に運動資金設立の仕方をウィルソン氏に教えたが、ウィルソン氏とブリュイット氏の犯罪の意図についてはまったく知らず、また運動資金設立の仕方を教えること自体は犯罪を構成しない。しかし、弁護士という職にある者の行為としては問題がある、ギラード氏はボーイフレンドから特定の資金の利益を受ける立場にあったが、その利益を問題の運動資金と関係があるとは考えなかった。もし、ギラード氏がもっと厳しくチェックしていたなら、ウィルソン氏もブリュイット氏も不正行為をすることに難儀を感じたはず」としている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-31/royal-commission-questions-gillards-professional-conduct/5858466

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