暴力フットボーラーに懲役10年宣告

パブの表で「卑怯パンチ」、相手死亡

 フットボール選手の暴力事件がしばしば話題になるが、12月17日には元ラグビー・リーグ・スターがパブの表でケンカ、「卑怯パンチ」で殴り倒し、男性を死なせた事件の裁判で被告人に懲役10年の刑が言い渡されたことが報道されている。

 ABC放送の報道によると、2012年7月15日、NSW州最北部海岸地域キングスクリフのパブの前で、ラグビー・リーグ・スターのクレイグ・フィールド(42)が、牧牛農場主のケルビン・ケーンさん(50)とケンカになり、ケーンさんを殴った。

 リズモアの州最高裁で開かれていた14日間の裁判で、フィールド被告人の弁護団は、「被告人のパンチは死因となった脳内出血の直接の原因ではない」として殺人罪容疑に対して争っていた。男性7人、女性5人の陪審団は6時間の評議の結果、フィールド被告人を殺人罪で無罪、ただし故殺罪で有罪と評決した。

 裁判では、検事が、「被害者フィールド氏は死亡した夜、ケーン被害者がフィールド被告人の友人、ショーン・ファザーズとのケンカにいやいや巻き込まれた。フィールドは当初仲裁役をしていたが、突然、鍛えた腕力でケーン被害者を殴った。目撃者は、骨の砕ける音がしたと証言している。

 フィールド被告人は、被害者にパンチを与えたことは認めたが致命打を与えたことは否定し、「身の危険を感じて被害者の右側頭部にパンチを加えた」と暴行行為は認めた。

 ケーン被害者はアゴに強打を受け、それが原因で頭蓋底の動脈が破裂、脳内出血になった。ツイード病院に運ばれたが翌日死亡した。

 フィールド被告人は17歳でサウス・シドニー・ラビトーズに参加、1996年に同クラブを離れ、その後マンリーやタイガーズでプレーしたこともあるが、2001年にNRLを引退している。

 保守系ラジオ・パーソナリティのアラン・ジョーンズ氏がフィールド被告人を「engaging, enthusiastic and passionate」と評した。しかし、エリザベス・フラートン判事は、「フィールド被告人はケーン被害者を死なせたことに一度も後悔の気持ちを表明しなかった」と厳しく量刑の理由を述べている。NSW州の法律では過失致死に近い故殺の最高刑は25年。懲役10年では7年半後に仮釈放申請ができる。(Ratei)
■ソース
Ex-footballer Craig Field sentenced to 10 years’ jail for manslaughter of Kelvin Kane

http://www.abc.net.au/news/2014-12-17/craig-field-sentenced-to-10-years-jail-for-manslaughter/5973506

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