キリスト教とイスラムの聖職者助命嘆願

バリ・ナイン2死刑囚今月中に執行も

 2005年にバリ島から大量の違法薬物を持ち出そうとしてインドネシア警察に逮捕されたいわゆるバリ・ナインの2死刑囚、アンドリュー・チャンとミュラン・スクマランの2人は減刑手続きをすべて行ったがいずれも失敗に終わった。また、インドネシアのジョコ・ウィドド新大統領は庶民に人気があるが、違法薬物などの犯罪に関しては強硬派であることも明らかになっている。既にインドネシア法務相が「2人は今月中に銃殺刑に処される。2人を助ける方法はもうまったくない」と声明しており、2月8日にはシドニーのキリスト教とイスラムの聖職者が2人の助命をインドネシア政府に訴えたことが報じられた。

 シドニーのアンソニー・フィッシャー・カソリック大司教とグランド・ムフティ・イブラヒム・アブ・モハマドの2人がウィドド大統領に宛て、「2人には社会に償う機会を与えるよう」請願し、記者会見では、「2人を処刑することは彼らにとっても社会にとっても、現在の2人の悔悟と償いの機会を永遠に奪うことになる」と語った。

 2月6日にはインドネシア外務省が駐ジャカルタ豪大使館を通じてオーストラリア政府に、「2人は今月中に処刑される」と通告している。

 グランド・ムフティは、「インドネシアのイスラム聖職者と話し合うためインドネシアに渡る用意がある。2人は自分たちの行為を反省する機会をケロボカン刑務所で見つけた」と語り、また、「イスラムの教えは人を活かすことだ」と語った。
■ソース
Bali Nine: Sydney archbishop and grand mufti plead clemency for Andrew Chan and Myuran Sukumaran

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