動機不明殺人事件被告人に40年

「被告人は更正の見込みなし」と判事

 2013年9月、シドニー・ノース・ショアのアパートで住人のモーガン・ハクスリーさん(当時31)が刺殺された事件の被告人ダニエル・ジャック・ケルソル(22)の裁判で判事が、「被告人はおそらく更正の見込みなし」として、懲役40年3か月、30年は仮釈放なしの量刑を言い渡した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 4月29日、ロバート・アラン・ヒューム判事は、「被告人はスリルを求めたのか、夢想か妄想に取りつかれての犯行か、私には分からない。分かるのはこの殺人はまったく無用、無意味で愚かな行為だということだけだ」と判決文を読み上げ、「被告人が更正する可能性はまったく疑わしい。裁判でもまったく悔悛の情がなく、犯行を否定し続け、ハクスリー氏の死についてまったく同情の気持ちを示さなかった。この殺人をさらに深刻にしているのは、被害者の自宅で被害者が抵抗できない状態で侵入者によって実行されたことだ。このような行為は狂乱した人間の行為としか考えられず、加害者の常軌を逸した目的のためだけに実行されたとしか考えられない」と述べている。

 検事側の論告によると、9月8日になったばかりの時刻に、ケルソルはオークス・ホテルからハクスリーさんの後をつけ、アパートに押し入った後、ハクスリーさんに性的暴行を加えた上に20回にわたってハクスリーさんを刺した。これに対してケルソル被告人は、性的暴行と殺害を否認し、被害者との性行為は合意だった。その後、侵入者に襲われたと主張し続けていた。また、警察の事情聴取を受けた時には怖くて事件と無関係を装うために虚偽の証言をしたと主張したが、検事は、「ハクスリー氏は異性愛者であり、ケルソルとの同性愛行為に合意することはありえない」と反論している。
■ソース
Daniel Kelsall sentenced to at least 30 years in prison for stabbing murder of Sydney man Morgan Huxley

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る