シドニー住宅価格中央値、100万ドル突破

他の州都を大きく引き離し、独走態勢

 不動産広告グループ「Domain」の調査によると、シドニー地域住宅価格中央値が史上初めて100万ドルを突破した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 Domainが年に4回発表している報告によればシドニーの住宅価格中央値は2014年7月1日から2015年6月30日までの1年間に22.9%高騰し、$1,000,616に達した。中央値とはこの値以上の戸数と以下の戸数が等しくなる値。

 この上昇率は1980年代後半以来の最大で、2000年代初めの住宅価格ブーム期をはるかに引き離している。Domainのアンドリュー・ウィルソン主任エコノミストは、「中部海岸地域やブルー・マウンテンを含むシドニー首都圏の住宅価格はロンドンのそれを上回り、ニューヨークやパリに近づいている。また、国内で次位のメルボルンで$668,030。ブリスベン、アデレード、ホバートなどの州都でもシドニーの半分以下である。ウィルソン主任は、「シドニーの住宅価格高騰の原因は住宅供給不足にある。住宅供給が需要に追いつけるのかどうか心許ない」と語っている。

 一方、都心部周辺ではアパート・ビルディングの建築が進んでおり、アパートメント・ユニットの価格上昇率は住宅価格上昇率にはるかに及ばず、年間13.9%で現在の価格中央値は$656,078となっている。ただし、Domainのデータは他の団体の発表しているデータよりも高めになっている。

 中銀が資料として引用することのあるCoreLogic RP Dataでは2015年第二四半期のシドニー住宅価格中央値は$900,000になっている。また、豪統計局のデータでは2015年第一四半期には$786,000になっている。

 ウィルソン氏は、「いずれが正しくとも、初めての持ち家購入希望者には厳しい状況が続く」と語っている。
■ソース
Sydney house price median cracks a million dollars, leaves other capitals behind

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