オーバーン副市長開発物件に疑惑

無許可道路公園結婚式で騒動の渦中

 8月16日、シドニー首都圏西部のリッドコムで道路と公園を無許可で閉鎖し、路上駐車の車にも法的根拠なく、「レッカー移動・罰金」の張り紙をするなどし、公園には無許可で4機のヘリコプターを着陸させるなどして、市民の憤激を買ったサリム・メハジェ・オーバーン副市長は、自分の持つ不動産開発会社が建設中のアパートを工事前に販売し、その後、設計図を書き替えて各戸の間取りを縮小、空いた空間に部屋を入れて再発売する行為をしていたことが報道されている。

 一方、オーバーン市議会には、結婚式の騒動後も副市長は自分の支持者のレバノン系青少年や女性を動員し、スター気取りで議会に臨むなど反省の色もなく、市民をさらに憤激させている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 リッドコムのジョン・ストリートに建設中のスカイポイント・タワーズ・アパートメント・ビルのストラタ・プランを購入していた各戸所有者にメハジェの会社、シドニー・プロジェクト・グループ社から通知が届き、各戸面積を30%から40%縮小するとしており、5月に60万ドルを支払ったカップルの場合、150平米のアパートが94平米になったと言われている。また、8階建て64戸の建物で各階に8戸追加すると通知には記載されている。さらに増えた戸数を各72万ドルで販売することになっている。2年後の完成までに建物を完売すると当初よりも4,500万ドル利益が増えることになる。しかも、同社のリッドコムに他にも2件のアパートメント・ビル建設プロジェクトを抱えている。

 問題のアパートメント・ビル購入者のほとんどが中国系、韓国系の市民で、手紙には売買契約を続けるかどうかは8月12日までに独占代理店と話し合うようにとされており、契約を続ける場合にも面積縮小分の補償はなく、売買契約書には、「契約後に間取りが縮小される場合もある」との条項が明記されている。

 メハジェ氏は、不動産業者の父親がNABから300万ドル余りを詐取しようとした容疑で有罪判決を受けて刑務所入りしたのを機会に不動産業を受け継いでいる。また、家族の会社はオーバーン市と650万ドルの再開発計画契約を行ったが、後にメハジェ副市長が市に対して会社出資分65万ドルの半分を返済するよう求め、市議会は当初これを拒否したが、再投票で返済を承諾するなど不明朗な公金の動きが指摘されている。
■ソース
Auburn deputy mayor Salim Mehajer and his Lidcombe developments

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