「今年の流感ワクチンは選定ミス」

「ブリスベン・フルー」には4種ワクチンを

 インフルエンザ・ワクチンというのは、毎年、膨大な数のインフルエンザ・ウイルス株から、これまでの傾向などを考え、今年流行しそうな株3種を選んでワクチンをつくる。予想がはずれるとワクチンが効かないという結果になる。今年はそういう結果になり、「ブリスベン・フルー」が流行しており、一般に出回っている3種ワクチンでは効かず、このインフルエンザ・ウイルスも含めた4種ワクチンが必要と言われている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ブリスベン・フルーは特にたちの悪い疾患で、QLD州では今年すでに15,500人近い患者が出ている。また、8月には突然猛威をふるい始め、先週だけで3,000人を超える新患者が発生している。インフルエンザ・スペシャリスト・グループのドクター・アラン・ハンプソンは、「現行の3種ワクチンにはブリスベン・フルーが含まれていない。4種ワクチンも製造されたが、オーストラリアにはごく少量しか輸入されていない。また、今も在庫があるのかどうかも把握していない」と語っている。

 また、「4種ワクチンはブリスベン・フルーもカバーしているが、政府がリスク人口向けに購入したのは3種ワクチンだった。実際、4種ワクチンが一般に出回るまで毎年問題が起きる。今シーズンも初めのうち問題がないように見えた。ところが突然この新しいウイルスが蔓延し始めた。QLD州ではこのブリスベン株というのが猛威をふるっている」と語っている。

 ブリスベン首都圏ではローガン、レッドランズ、プリンセス・アレグザンドラの緊急病棟に記録的な外来患者が現れ、過去30年で最高だといわれている。さらに、「単に患者数が多いだけでない。症状がいつもより厳しい。病院にとってはかなりの負担増になっている。ただし、すでに春が近づいてインフルエンザも終息の気配がある」と発表している。
■ソース
Existing vaccine has not protected people from the ‘Brisbane flu’, expert says

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