DV被害者の子供、DV防止財団

殺害現場で財団設立発表式を開く

 9月5日、各地で家庭内暴力(DV)根絶を目指す行事が行われた。SA州では2010年3月に別れた夫に刺殺された女性の子供3人がDV根絶を目指す財団の設立発表式を、刺殺事件が起きたアデレード会議センターで開いた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 Zahra Abrahimzadehさん(44)は、会議センターにいた300人の目前で、別れた夫、Zioallohにめった突きにされて死亡した。Zahraさんは、Zioallohの虐待に耐えきれず、事件の1年ほど前に3人の子供を連れて家を出ていたが、追ってきた夫に殺害された。

 9月5日、3人の子供、Atena、Arman、AnitaさんはZahraさんの名前を冠した財団の発表式に、母親が父親に刺し殺された現場の会議センターを指定し、「この場所を取り戻し、これまでの人生に一区切りつけることを考えた。この会議場を財団発表式に使うことはいい選択だったと思う」と語っている。

 Zahra財団は、DVを逃れようとする女性を支援し、技能習得で経済的自立を実現することを目的として設立された。設立発表式には、政治家、警察代表、DV被害者支援ワーカーの他、別れた暴力夫に息子を殺害されたDV根絶運動家のロジー・バティさんらが出席した。

 アーマンさんは、「財団が行っている、DVを逃れてきた女性に財政能力習得と自立支援などのパイロット・プログラムを拡大したい。財団の運営は個人や企業からの寄付でまかなわれている。さらには女性支援を強化できるか、そのための専門能力やDVに対応できる警察官を増やすことができるかなどの課題を考えたい」と語った。Zahraさん殺害事件では、検視法廷が警察の対応のまずさを厳しく批判しており、それがDV根絶への改革の引き金になった。
■ソース
Zahra Foundation: Domestic violence foundation launched at scene of brutal murder

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