リウォード・カードをパブ賭博にも拡大

ウールワース、反賭博団体から猛批判

 国内スーパーマーケット複占企業の一つ、ウールワースが自社所有のパブでポーカー・ゲーム・マシンでの賭博にもフリケント・カード制度を適用することを明らかにしたが、反賭博団体が直ちに批判した。

 ウールワースのフリケント・カードは、政府が賭博常習などの問題を防止するために呼びかけた「賭博の害最小化」対策に対してウールワースが導入したもの。ウールワースが96%を持つパブ経営のALHグループが、NSW州での試験実施に続いて、VIC、QLD両州でも今年12月から実施を予定している。この制度は、パブ賭博客が自分の意思で1日の賭け金総額を設定した場合に「モンティ・リウォード・カード」を発行するというもの。

 反賭博キャンペーンを続けているニック・ゼノフォン連邦無所属上院議員は、「賭博の害最小化対策も、ウールワースの手にかかればカードを使って、賭博の害悪化策に変わってしまう。ロイヤルティ・カードと言うより中毒化カードというものだろう」と語っている。

 このカードは、ポーカー・マシン・メーカーのバリー・テクノロジーが開発したもので、客が機械で遊んでいる間にパブの広告が表示され、遊び続けながら飲み物を注文するコトなどができる。また、このカードには客が任意で自分の1日の賭け金総額を設定できるシステムが備わっているが、その設定は1日で無効になる。

 VIC州労働党政府のゲーミング担当ジェーン・ギャレット大臣は、「市民はロイヤルティ・カードが好きだ」と発言しており、「賭博の害最小化とリウォード・カードではまったく主旨が逆ではないか」との質問に対しても、「この業界で働く人々を悪く見せることはしたくない。大勢の人が子供を連れて、ポーカー・マシンのある施設を利用しているではないか」と答えている。これに対してゼノフォン議員は、「これは人々を賭博中毒に誘うトロイの木馬だ。しかも、VIC州政府がその木馬を城内に引き入れようとしている」と批判している。

 また、ウールワースは、売り上げ拡大のために子供をターゲットとすると発表しており、ABC放送の「7.30」番組では、子供の遊ぶ区画がポーカー・マシンの置かれている区画と隣り合わせという施設も多いと伝えている。
■ソース
Woolworths under fire from anti-poker machine groups for introducing gambling rewards card in pubs

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