ボタニーの海浜が水質最汚濁の判定

シドニーのビーチ、全体に水質向上

 ボタニー・ベイのシドニー空港滑走路に面したビーチが4年間連続で「水質最汚濁」の汚名を受けた。一部のビーチを除いて、シドニー周辺の海浜の水質はおおむね向上している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 シドニー空港第三滑走路を対岸目の前に、道路や港湾施設に挟まれた砂浜、フォアショアズ・ビーチには駐車場、便所、シャワー、ボート・ランプも備わっているが、今年も水質は「Very Poor」の烙印を押された。

 このランクは、NSW州環境遺産局によると、「水中微生物は糞便による水質汚染が大きいことを示しており、特に降雨直後にその傾向が強い。これはミル・ポンド・クリークに未処理で放流される下水道溢水による糞便汚染によるものと考えられる」とされている。2014年初頭、同ビーチ周辺の水が明るい橙色に変色し、衛生問題になってしばらく閉鎖されていた。

 その他では、19自治体にまたがる汽水域、湖沼、人工海浜プールなど5箇所が「Poor」と判定された。週末に家族連れで賑わうガリガル国立公園中のデビッドソン・リザーブやピットウォーターのビラロング・リザーブも含まれている。下水や汚水処理槽の溢水で糞便汚染が起きやすいことが原因とされている。

 シドニー・ハーバーより北の海岸は94%が「Very Good」または「Good」と判定された。また、ボンダイからシドニー・ハーバーまでの中部シドニー地域では86%がこの2つのランキングを受けている。また、ボンダイの南からクロヌラまでの海岸では89%が「Very Good」または「Good」と判定された。

 マーク・スピークマンNSW州環境相は、「NSW州の海岸は全般的に水質が向上しており、96%が、GoodまたはVery Goodと判定されている。長年の努力のたまものだ」と語っている。

 ただし、依然として人間や動物の糞便による汚染が大きな問題として残っており、特に大雨などの後には下水や汚水処理槽などが溢れて水系に流れ込み、様々な病原微生物が海水浴場の水に混じる傾向がある。眼、鼻、口などに触れた場合、眼、耳、皮膚、気管、消化器などの感染症のおそれもあるとして、注意を呼びかけている。
■ソース
Foreshores Beach still dirtiest but Sydney’s water quality improving overall

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る