クリプトスポリジウム症患者が激増

下痢患者はプールを避けるよう警報

 暑い真夏が近づき、市民プールの水泳客も増えてきているが、NSW州保健局は、11月中にクリプトスポリジウム症患者が急増しており、下痢患者は公営プールに入らないよう警報を出している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 前回のクリプトスポリジウム症蔓延は公営プールが感染源だった。同症患者発生報告は10月から11月にかけての期間に41症例から131症例へと3倍に増えており、過去2年で最大の患者上昇率だった。

 NSW保健局のジェレミー・マカナルティ衛生保護部長は、「下痢を患っている人は2週間は公営プールに入らないようにしてもらいたい。クリプトに感染して、その後症状が消えても、体から便に病原体を出し続ける。そのため、尻の周りの皮膚にも病原体がしっかりと付着し、プールで泳いでいる間にプールの水に洗い流される。この2,3週間で症例が急増している。患者が公営プールを避ければ、蔓延の悪化は防げる」と語っている。

 また、「この病原体は非常に頑丈で水泳プールの通常の塩素濃度では生き延び、またあまりにも小さいため、通常の濾過設備もすり抜けてしまう」と説明している。

 これまでに症例が多発している地域は、ハンター、ニュー・イングランド、州南部、シドニー北東部で、ただし、水泳プールが感染源とはまだ断定されていない。

 症状としては、1日に10回から20回の水様下痢を体験、数週間から数か月に及ぶこともある。一般には、プールで水を飲んでしまうことが多く、しかも免疫系が十分に発達していない5歳未満の幼児が感染発症する。

 1998年の大流行の時には1000人以上の患者が発生、東海岸の公営プールの水が汚染されていた。
■ソース
Cryptosporidiosis surge: diarrhoea patients warned to stay away from public pools

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る