QLDの病院で暴力被害の職員急増

患者が看護師らに暴力、ABCの調査結果

 ABC放送(電子版)は、独自の調査で、QLD州の主要公立病院で職員が職務中に患者から蹴られ、殴られ、唾を吐かれる事件が急増しており、中には骨折を負うケースもあり、心理的外傷やストレスに悩んでいることが明らかになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送は、過去3年度にわたり、プリンセス・アレグザンドラ(PA)病院、ロイヤル・ブリスベン婦人病院(RBWH)、ゴールド・コースト大学病院(GCUH)、ケアンズ病院での職員に対する暴力行為の数字を入手した。その結果、PAで831件、ケアンズが641件、RBWHで636件、GCUHで587件という数字が判明した。また、RBWHの場合、肉体的暴力は349件、PAでは331件だった。

 数が増えると同時に暴力の程度も悪化しており、そのため、労働災害申請件数が昨年度は4病院合計107件に達しており、前2年度をはるかに上回っている。また、QLD保健省事故管理制度(IMS)に報告された件数が、866件、824件、1,121件と昨年度に急増している。傷害の内容も筋肉の傷害、頭蓋骨折、顔面骨折、薬品火傷、不安感、ストレスなどとなっている。また、被害者は圧倒的に看護師が多く、次いで警備員、医師、給仕職員となっている。患者の暴力も様々で看護師に尿をかけるというものから、ガラスの破片、ナイフ、ハサミを持って看護師を刺すなどの行為、また、患者の世話をしている看護師を殴るという行為も多い。

 ただし、患者による暴力が上記4病院に限るのか、全般的な現象かなどは明らかにされていない。QLD看護師労組のベス・モール議長は、「このような病院職員に対する暴力事件は緊急病棟の違法ドラッグばかりでなく、酒酔い、認知症などの他、精神病患者による暴力行為もある。このような暴力を防ぐキャンペーンを強力に進めざるを得ない」と語っている。
■ソース
Staff at Queensland hospitals enduring soaring rate of patient violence, figures reveal

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る