ヘロイン乱用が再び増加傾向に

リハブ・センターで麻薬中毒入所者増加

 入所型のリハビリ・センターとしてはオーストラリア国内最大施設の一つ、オデッセー・ハウスの新報告で、ヘロインのようなオピオイド(アヘン様)薬物の中毒による入所者が過去1年で3倍になっていることが明らかにされた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オデッセー・ハウスの新規入所者の3人に1人がヘロイン、メタドン、モルヒネその他オピオイド系処方鎮痛剤の中毒になっている。覚醒剤系のアンフェタミン、メタンフェタミンなどが今も最大の中毒薬物であることに変わりはないが、オピオイド系が伸びている。

 2015年、オデッセー・ハウスでは医療専門家の観察下での断薬による離脱症状やリハビリテーション・プログラムで600人を超える治療を行った。うち、32%はアイスやスピードなどアンフェタミン系薬物だったが、オピオイド系薬物の中毒が急増している。ヘロイン使用者数は少ないが過剰服用の危険は大きく、しかも健康や社会などのコストが大きい。同所のCEOは、「ヘロイン嗜好を挙げる患者の数は過去5年ほどには見なかったほどだ。37年間、この仕事に携わってきたが、通常、5年から8年くらいは一つの薬物がトップになるが、その後は他の薬物がトップの座に現れる。今はクラックが蔓延しているとすると、その前にはヘロインが流行していた。そうかと思うと突然コカインがトップになり、その後はまた他の薬物がトップにということだ」と語っている。

 オーストラリアでは、オピオイド薬物過剰服用の効果を抑えるナロキソンという薬が一般薬として購入できるようになる。
■ソース
Heroin use on the rise again, opioid drug admissions almost triple at Odyssey House rehab centre

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