電車後部緩衝器に乗るいたずら増加

シドニー鉄道、「愚かな行為」と警戒

 電車の車両同士を連結する連結器は現在では緩衝作用も備えているので今でも緩衝器と呼ばれる。また、乗客が車両から車両に移る際に歩く板の部分を渡り板と呼ぶ。シドニーでは走行中の列車最後部のむき出しの連結器や渡り板に乗ってスリルを求める若者が増えており、鉄道当局は、「違法なだけでなくきわめて危険な行為」として警戒を強めており、防犯ビデオや警察との連携で警戒を強化すると発表している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙が伝えた。

 シドニー・トレーンズのハワード・コリンズCEOは、「バッファー・ライディングと呼ばれるこの危険行為は、過去1年で倍増しており、駅の防犯ビデオには1週間に1回は捉えられている。しかし、私に言わせれば単に愚かな行為だ」と語っている。また、シドニー・トレーンズ運営部のトニー・エイド部長は、「このような行為は愚の骨頂だ。電車が急加速したり、急減速するだけで線路に振り落とされ、それで死ななくても、後続の電車に轢き殺されることになる。一般社会がこのような行為を危険と理解することが大切だ」と語っている。

 2015年には86回のバッファー・ライディングが報告されており、10月から12月にかけて最大になった。2014年には47件だったから80%の増加ということになる。また、このいたずらのもっともひどいのはシティ・サークルとT4イラワラ線のセントラルからキングズ・クロスの区間とされているが、少数はどの路線でも報告されている。

 エイド氏は、「警察とも連携し、防犯ビデオを使って違反者を摘発していく。また、鉄道利用者はこのような行為を見かけたら、駅員、鉄道、警察に通報してもらいたい」と語っている。
■ソース
‘Buffer riders’: Illegal train jumpers on the increase, says Sydney Trains

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