オーストラリアの住宅コストは世界第2位

国民の平均所得中央値の5.6倍

 シドニーとメルボルンで住宅価格が高騰したことで、オーストラリアは対所得比で住宅がもっとも高い国の一つになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 毎年世界8か国と香港の1地域の不動産価格の調査結果を発表しているデモグラフィアのデータによると、国民所得中央値に対する一般的住宅価格の比は、香港が19倍で一位、オーストラリアが5.6倍で2位、ニュージーランドが5.2倍で3位、イギリスが5.1倍で4位につけている。また、シドニーは12.2倍で香港に次ぐ住宅価格の高い地域になった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、このデータに現れていないが、シドニーの住宅価格が2桁の率で上昇したことは世界的にも異常で2014年にはすでに9.8倍だったものが、1年で2.4ポイントも悪化していた。また、3位のバンクーバーは昨年10.8倍で、シドニーとしのぎを削っている。また、メルボルン、オークランド、サン・ホセが9.7倍で4位、サンフランシスコが9.4倍、ロンドン8.5倍などと続いている。ただし、国によって「一般的住宅」のサイズは大きく異なる。

 デモグラフィアでは、5.1倍になると「住宅取得が非常に難しい」、4.1倍から5倍が「かなり難しい」、3倍以下を「住宅を購入しやすい」と判断しており、1980年代以降の世界的な住宅不動産ブーム以前はほとんどの都市がその水準だった。また、国内州都はほとんどが6倍以上になっている。州都以外ではツイード・ヘッズが9.3倍、バウラル・ミタゴン、サンシャイン・コースト、ポート・マコーリー、ゴールド・コースト、ウロンゴンなどがいずれも8倍以上になっている。ただし、これらの地域は高齢退職者の財産はあるが年収の低い世帯が多いため、このような結果になりやすい。

 報告書の序文を書いたボブ・デイ家族優先党連邦議員は、「過去100年以上の間、平均的な家族が一人の所得だけで家を買うことができたが、もはやそういうことは不可能になった。中間、低所得階層が住宅を持つことはもはや可能ではない。ゾーン規制や様々な建築規制が住宅価格暴騰の原因だ。土地不足は政治的原因によるもので、地理的原因によるものではない」と述べている。
■ソース
Housing costs in Australia second only to Hong Kong

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