ヒル・エンドも地元民から猛反対

放射性廃棄物保管施設用地問題

 オーストラリア国内の放射性廃棄物保管施設用地問題は候補地の一つ、NSW州中西部ヒル・エンドが住民の強い反対に遭い、候補地リストから除かれることになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ヒル・エンド、その西のソファラはゴールド・ラッシュ時代の遺跡の残る地域で、その2つの土地に挟まれたサリーズ・フラットが6箇所の最終候補地のリストに入っていたが、地域公聴会で、住民の反対が強いため、この地域に保管施設を建設しないことが確約された。

 この地域の保管施設案は、候補地土地所有者が「市場価格の4倍の金額」を提示されることから保管施設建設に同意していたが周辺住民の反対のため、1月30日の公聴会で住民が次々と立ち上がり、反対意見を述べた。特に住民の懸念は水質の放射能汚染と放射性物質運搬の危険に集中した。

 公聴会では連邦政府代表が、「手続き問題上、ヒル・エンドも候補地として残る」としている。しかし、カレア選挙区出身のジョン・コブ議員が、「ジョシュ・フライデンバーグ大臣に地元民の意向を伝えた」と語っており、また、産業省資源部のブルース・ウィルソン部長も、「地元民の支持がなければ連邦政府も放射性廃棄物保管施設を建てることはしない。地元民が反対すれば話は終わりだ」と語っている。

 しかし、地元土地所有者のロビン・レイナーさんのように、「政府の安請け合いを信じることはできない。フライデンバーグ自身が、ヒル・エンドに保管施設を作らないという一札を入れるまで信用することはできない」と語っている。

 計画中の施設は、低中放射性廃棄物を保管する施設で、その廃棄物のほとんどが核医学の副産物である。
■ソース
Hill End nuclear waste dump ruled out due to community opposition

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