NSW、磯釣りに救命胴衣着用義務化

「州内で過去4年に37人が死亡」

 NSW州政府は、危険度の高い場所での磯釣りには救命胴衣(ライフジャケット)着用を義務づける法案を検討している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 州政府のデビッド・エリオット緊急救援担当大臣は、「州内で磯釣り中に波にさらわれて溺死する事故で過去4年間に37人が亡くなっている。州民に訴えたいのは、磯釣りを楽しむのは結構だ。しかし、みんな無事に我が家に帰って欲しい。水の危険があるところに行くのなら救命胴衣を着用しなければならない、ということだ」と述べている。

 さらに、「波にさらわれて溺死する危険のあるところでの磯釣りに救命胴衣を着けなかった場合の罰則は、他の水上での活動での違反行為の罰則に準ずる」としている。

 NSW州政府は、市民の活動を細かく法制で規制する「過保護政府」との批判を受けてきたが、今回、政府は「他に方法はない。これまでに何度も安全キャンペーンを繰り返してきたが、人々がそれを無視して事故に遭っている。政府としてはやむにやまれず行動に踏み切るしかない」としている。

 大臣は、「磯釣りには非英語圏からの移民も多く、これが安全キャンペーンを周知徹底することを妨げているのかもしれない。また、法律を作ってもNSW州の海岸線の長さと奥行きを考えれば現実に取り締まることは難しい」ことを認めている。

 法律が施行されても12か月は猶予期間があり、その期間、違反者は罰則を適用されない。
■ソース
NSW Government to force rock fishers to wear lifejackets

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る