皮膚がん発生率、オーストラリアで低下

ニュージーランドが世界第一位に進出

 ブリスベンの研究機関の調べでオーストラリアの侵襲性皮膚がん発生率が低下してきており、代わってニュージーランドが第一に進出してきていることが判明した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ニュージーランドの皮膚がん発生率は10万人に約50人という数字になっている。また、オーストラリアの発生率は減っているとはいえ、侵襲性皮膚がんと診断された患者数は依然増え続けている。

 QIMR Berghofer Medical Research Instituteの調査結果によると、1980年代以降上昇傾向にあった侵襲性皮膚がん新患者発生率はすでに下降に転じており、今後15年間は減り続ける見込み。この侵襲性皮膚がんは皮膚がんの中でももっとも致死性の高いタイプで体の他の部分に転移することができる。

 この研究では、1982年から2011年までの30年間にわたって、オーストラリア、ニュージーランド、連合王国、ノルウエー、スエーデン、アメリカ合衆国の白人を対象に調査を続けてきた。オーストラリアの侵襲性皮膚がんの場合、1982年には10万人に30人だった発生率が2005年には49人弱でピークを迎え、2011年には48人に減っている。

 研究を率いたデビッド・ホワイトマン教授は、「新患者発生率低下の原因は1980年代から進められてきた皮膚がん予防キャンペーンが効を奏したもので、学校、職場、保育所などでも有害な紫外線照射を防ぐ様々な手段が講じられてきた。残念ながら、50歳以上の人口の間では依然として皮膚がん発生率が上昇している。おそらく、高齢者の場合には予防キャンペーンが始まった当時にはすでに陽光を浴びすぎており、すでに被害を受けていたと考えられる。

 The Journal of Investigative Dermatology誌に掲載されたこの研究論文では、ニュージーランドの皮膚がん発生率は2017年頃から減り始め、2031年頃には10万人あたり46人程度の発生率になると予想されている。
■ソース
New Zealand has world’s worst rate for invasive melanomas, overtaking Australia

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