オーストラリア第一党、ユーリカ旗利用

バララット蜂起の子孫がカンカンに

 小極右政党が今年の連邦選挙で砂金鉱夫達の「ユーリカ砦の戦い」のシンボルとなった「ユーリカ旗」を自党のエンブレムに採用しようとしているため、VIC州バララットのユーリカ砦で政府の軍隊と戦った鉱夫の子孫が反対している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリア第一党は、モスク建設反対運動に加わるなどの行動で知られており、今回選挙管理委員会(AEC)に「十字架と南十字星を組み合わせたユーリカの旗」を党のロゴとして提出しており、同党スポークスパーソンが党のフェースブックで、「この旗はわが党にふさわしいロゴと考えている。この旗を、オーストラリアのアイデンティティ、独立、自由に献身するわが党の象徴としたい。最近、一部の左翼が文化闘争の一環として、ユーリカの旗の歴史と意味を汚そうとした」と述べている。

 1854年12月3日に砂金掘りライセンス料問題に端を発したユーリカ砦の戦いでは砂金鉱夫ら25人が死亡した。元バララット・ユーリカ・センター所長のロン・エッジバーグ氏は、「ユーリカの旗を政争の具にしてはならない。過去にも左翼や右翼の政治団体が自分たちの政治的利益を求め、ユーリカの旗をそれぞれに利用してきた。まったく許容できないことだ」と語っている。また、オーストラリア第一党がユーリカの旗を自党のロゴにしていることについては、「不適切」としつつも、AECに提訴することはしないとしており、「誰でも自分の考えを持つ権利がある。オーストラリアは民主主義の国だ」と語っている

 オーストラリア第一党は、「いつもと同じ連中からいつもと同じ罵声を浴びせられることは予想していた」として、「批判を歓迎する」と語っている。
■ソース
Australia First Party’s use of Eureka flag angers rebels’ descendants in Ballarat

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る