緑の党、「市民的不服従」を呼びかける

NSW州、ウエストコネックス第二期認可

 現在、コンコードで止まっているM4をシドニー首都圏インナーウエストに延伸し、ハーバーブリッジにつながるウエスタン・ディストリビュータ道路と接続、さらにトンネル道を使って市南部セント・ピーターズ経由でM5に接続するという、予算168億ドルの壮大な新「ウエストコネックス」自動車道計画は影響を受ける沿線住民の猛反対に直面しており、インナーウエストでは反対派住民が逮捕されたり、セント・ピーターズでは反対派住民を工事業者がフェンスで囲い込み、警察官が排除するなどの実力行使が始まっている。4月21日にはNSW州政府がこの計画の第二期工事を認可しており、間もなく工事が始まるが、住民反対運動も活発化することが予想され、ジェニー・レオン州議会緑の党議員は、工事を非暴力手段で阻止する「市民的不服従」を呼びかけている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 4月21日にはシドニー市内のNSW州計画省事務所に同自動車道計画に反対するグループが入って2時間にわたり、事務所を占拠した。さらに、ロブ・ストークスNSW州政府計画相は、M4延伸部分とM5を接続する2本の9kmトンネル建設計画やセント・ピーターズ・インターチェンジ建設計画を認可した。この計画部分は2019年に開通する予定で、ウエストコネックス33km全面開通は2023年予定。

 新M5計画部分では143戸が全部または一部の買収対象になっており、これまでも買収価格が時価をはるかに下回ったり、計画予定地に隣接し、道路に囲まれたり、他の地域から切り離されたりするために不動産価値が落ちるといった不満が住民から出ていた。

 また、セント・ピーターズ側の新M5計画や認可条件に対して住民側のWestCONnex Action Groupは、「計画も認可も茶番。住民その他から山ほどの意見書が出ていながら、計画省が、『全く問題なし』というのは驚いた話だ」と語っている。

 クロバー・ムーア・シドニー市長も、「セント・ピーターズ周辺の公園などの拡張を認可条件にすると言っているが、今でもその地域は大気汚染が許容値に近いのに、予定されているインターチェンジ周辺の大気汚染を考えれば、老人や子供達を公園で過ごさせるのは危険きわまりない」と語っている。
■ソース
Greens call for ‘civil disobedience’ after WestConnex stage two approved

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