学校予算110億ドル不足で教室不足

都市部では生徒数が増加しているのに

 今後10年でシドニー首都圏の学校需要はほぼ倍増するとされている。NSW州のこのような就学期児童人口の激増が予算危機を招いており、政府の数字によれば少なくとも110億ドルの不足が見込まれ、首都圏だけでも何千人もの学童に教室が不足するおそれが生まれている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この不足額は今後15年にわたる合計額であり、教育省の文書に明らかにされている。このような不足は、6月予算に先立ってマイク・ベアード内閣閣僚間に亀裂をもたらす可能性もある。

 ホームブッシュ・ウエスト小学校では生徒数に対して校庭が不足しているため、子供らは走ることが禁止されている。教育省はこれまで生徒数の増加は年間5,000人と見積もっていたが、現実には就学期の児童の増加は年間15,000人と3倍にもなる。

 州全体では、2031年までに225,000人の生徒を迎えなければならず、そのうち165,000人は公立学校に就学する。シドニー首都圏では増加率は90%程度と見込まれている。また、首都圏都心部では、高額所得者の親が子供を公立小学校に入れたがるようになっている。

 今後15年で教室と建物合わせて7500件の建設計画に108億ドルを必要としている。このような状況の要求から、財相とエイドリアン・ピッコリ教育省は予算増額を支持しており、これに対してベアード首相は財務省職員に数字を書き替えるよう指示し、問題を再提出する前に何か代替になるものを考えるべきだ、としている。

 ベアード州首相のスポークスマンは、「閣僚間の問題についてはコメントできない」としているが、資金不足はさらに拡大する可能性がある。
■ソース
$11 billion school funding shortfall raises prospect of shortage of classrooms for thousands

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