独立価格規制審判所がオパールカード運賃引き上げ提案

通勤乗客向け運賃体系の改定を重点に

 5月10日、シドニー首都圏の公共交通機関、鉄道、バス、フェリー運賃体系を検討していたNSW州独立価格規制審判所(IPART)が州政府に報告書を提出したことが伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 現在のようなオパールカードの「1週間に8回乗降するとそれ以降同週内は乗降無料」の特典の廃止と、「8回乗降以降同週内は乗降半額」の新設が勧告されている。

 また、1回の移動で2種以上の交通手段(鉄道、バス、フェリー)を乗り換える通勤客はそれぞれで合計2回の運賃支払いに対して$2の割り戻しを受けるようになる。

 今後何週間かの間に州政府はIPARTの勧告案を実施するかどうかを決めることになる。

 また、ゴールド・オパールカードを利用する高齢者の1日上限定額は現行の$2.50から$3.60に引き上げられる。また、今後3年間、公共交通機関運賃が現在のインフレ率を上回る年平均4.2%の値上げ対象になる。一方、鉄道オフピーク料金割引率は30%から40%に引き上げられ、週日の大人1日上限定額が$15から$18に引き上げられる。しかし、週末の1日上限$7.20は据え置きとなる。

 当初、IPARTは、異種交通手段を乗り継ぐ場合には最終的な移動距離を料金計算基礎とする案を挙げていたが、それに合わせたオパール・システムの変更が難しいということで案が撤回された。

 IPARTは、シニアーズ・カード保持者のゴールド・オパールカード資格を見直し、本当に必要とする人に行き渡るように考えるべきだとしている。

 ピーター・ボクソールIPART委員長は、「最終勧告案は、交通システムの能率と統合性を高めると同時に乗客への影響を最小限に留めることができた」と語っている。
■ソース
IPART proposes Opal card fare surge for commuters

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