デジタル化の波で印刷媒体新聞の縮小が加速続ける

広告収入、印刷媒体で減少し、電子媒体で増加

 印刷媒体の新聞の広告収入がかなりの勢いで減り続けており、逆に電子媒体では増えている。そのため、どこの新聞も経営の根本的改革を迫られている。この傾向はオーストラリアに限らず、全世界的な傾向であり、新聞が薄くなり、経営も苦しくなっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ニューズコープ・オーストラレージアのマイケル・ミラー会長の談話として、「どこの新聞出版社も経営を変化に対応させるために改革を迫られている」と語っている。

 ニューズ・コーポレーションの場合、2016年第一四半期の全世界の総合収入は11%下がっている。フェアファクス・メディアは82人が人員削減で解雇されることになっており、ニューズ・コーポレーションも同様の出血は避けられない。広告代理店のスイッチ・グループでは、「ニューズもフェアファクスもCEOが、印刷媒体はシドニーとメルボルンの市場は非常に難しいと語っている。これは業界では、まったく利益を上げていないことを意味している。

 新聞の広告収入は現在24億ドルにのぼっているが、過去5年で40%減っている。プライスウォーターハウスクーパーズ社、2020年までにさらに22%減少すると予測しており、10年間で半分以下にまで下がることになる。

 一方、オンライン広告は、20年でゼロから60億ドル産業に躍進、年間25%の上昇率になっている。しかも、グーグルやビングのようなデジタル検索エンジンが年間28億ドルの広告収入を得ており、新聞市場全体の広告収入を4億ドル上回っている。

 そのため、「今後数年で、フェアファクスもニューズ・コーポレーションも新聞は週末だけで、週日はオンラインのデジタル化に移行している」と予想する業界専門家もいる。
■ソース
Newspaper death spiral gathers pace as global online giants take market share

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