ブリスベンの公立小学校幼稚園部でタブレット導入計画

保護者は価格と「タブレットなし授業選択がない」と苦情

 QLD州ブリスベン市西部のアシュグローブ小学校の幼稚園部で2017年から授業にiPadを導入する計画が出されていたが、一部の保護者が、5歳児にスクリーン教育を受けさせたくないが、スクリーンなし授業の選択肢がないことや、iPadの価格が$800以上することに苦情を訴えており、同小学校では計画の見直しを迫られている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この計画は、「BYO iPad」プログラムと呼ばれているもので、アップルがアシュグローブ小学校専用のページを設立し、同小学校がウエブサイトでそのウエブサイトの「Apple Family Funding Program」にアクセスするよう保護者に案内している。この小学校は、QLD州政府のケート・ジョーンズ教育相の選挙区に属している。

 アニタ・ボンド学校長は、「2か月前に校長に赴任してからプログラムのことを知った。2017年から幼稚園部でiPadの導入をするという話だ。保護者からの訴えで、父兄市民会(P&C)委員会に、計画の見直しを指示した。これまでにも幼稚園部から6年生までiPadを使った教育を見てきた。見直しを受けて、みんなに納得してもらえる方策を選びたい。また、来週には保護者を対象とするiPadワークショップを開き、理解してもらうことになっている」と語っている。

 タブレットを買えない家庭の子弟が不利益をこうむらないことが教育省、学校、P&Cの優先課題になっており、P&CではすでにiPad100台を購入し、すべての生徒に行き渡るように図っている。

 グリフィス大学の技術学習専門家、グレン・フィンガー教授は、「現代のテクノロジーは、これまでとは違った世界だ。5歳でタブレットが早すぎるということはない。授業でタブレットを使うことを懸念して子供に授業を受けさせないということはまずい。子供には新しいテクノロジーを使いこなせるようにすべきだ。ただし、経済的に困難を抱えている家庭に対しては公的支援をすべきだ」と語っている。
■ソース
Brisbane school reviews prep tablet computer program after parent complaints

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