シドニーなどで水道料金年間最高$100程度の値下げ

独立価格規制審判所がシドニー水道局に指示

 6月14日、独立価格規制審判所(IPART)が、シドニー、ブルーマウンテン、イラワラ地域の水道料金を2016年7月1日より2020年6月30日まで、年額最高$100程度値下げすることを発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 IPART所長のピーター・ボクソール博士は、「シドニー水道局の能率向上で節約が可能になったことと今後のサービス水準を維持するために必要な収入の維持との適正なバランスを考えた」と発表している。

 また、NSW州政府のニール・ブレア水資源担当大臣は、「歴史的な出来事であり、水道料金が値下がりするなど経験したことがない。これも、水道局が能率と品質向上に努力してきたたまものだ。水道局は過去4年間、水道インフラストラクチャに20億ドル以上を投資してきた。今後4年間も同じように投資を続けるだろう」と語っている。

 水道局のケビン・ヤング専務は、「過去4年間、達成が難しいほどの高い能率目標を掲げ、達成してきた。職員も3,000人から2,500人弱にまで減らし、一部は民間企業に外注化した」と語っている。

 一方、野党労働党のクリス・ミンズ影の水資源担当大臣は、「水道局の能率向上では消費者以上に州政府が利益を手に入れている。今年度だけでも政府はシドニー水道局から3億7,000万ドルを吸い上げた」と語っている。州の消費者が年$100だけでも取り返すのはいいことだが、忘れてならないのは、政府が一世帯あたりにすると$220を吸い上げているということだ。水道局は州政府が所有する公社であり、政府は消費者にほんの一部を返済するだけだ。しかも、かつては水道局の利益の70%を政府に入れていたが、現財務省は100%を政府に入れるよう変更してしまった。その金は本来消費者に返すか、水資源インフラストラクチャに投資すべき金だ」と語っている。

 ただし、水道料金値下げは州全域に適用されるものではなく、ハンター下流地域では2016年7月1日から年間$54から$58程度値上がりする。
■ソース
Water bills cut by up to $100 per year in Sydney, the Blue Mountains and the Illawarra

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