NSW州公共交通機関、7月31日限りで紙製切符廃止

旅行者らには、割高のオパール1回券が唯一の手段に

 NSW州政府は公共交通機関乗車乗船券をすべて共通の電子カード方式の「オパール・カード」に切り替える方針で進めてきたが、7月31日を最後に紙製切符はすべて廃止され、通用しなくなる。旅行者や公共交通機関をほとんど使わない乗客向けに1回乗車乗船券が発行される。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 7月4日、アンドリュー・コンスタンス運輸大臣が発表したもので、これまで残っていた大人片道・往復乗車乗船券、シニア・カード所持者、年金受給者などを対象とした割引乗車乗船券が廃止される。新しく発行されるオパール・カード1回乗車乗船券は、オパール・スマートカードで20%の割増料金を支払わなければならなくなる。

 コンスタンス大臣は、「新しく発行される1回券の割増料金は、利用者にできるだけオパール・カードを利用してもらうための措置だ。ブリスベンでもロンドンでも1回券は割高になっている」と語っている。

 さらに、「州立の公共交通機関をめったに利用しない利用者は、NSW州に来る前にオパール・カードを申請するか、1回券を購入することになる。1回券の購入はタロンガ動物園のような観光地に発券機を備えている」と語っている。

 さらに、オパール・カード発足以来、駅や乗り場、主要バス・ターミナルにカード残金追加機が350箇所設置されてきた。また、来年からは、ロンドンのオイスター・カードにならって、クレジット・カードやデビット・カードがそのままオパール・カード読み取り機で使えるようにしていく、と語っている。

 2012年に14億ドルを投資して電子切符制度が始まってからこれまでに750万枚のオパール・カードが発行されている。以来、57種類の磁気紙製切符の廃止してきており、8月1日以後に未使用切符を持っている人はオンラインで払い戻しを申請することができる。また、オパール・カードで不正乗車が以前の11%から5%に減ったとしている。
■ソース
Opal death knell: final bell tolls for paper tickets for NSW public transport

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