QLD州最西部の町で年に一度のラクダ・レース展開

この日のために国内各地からグレイ・ノーマッドが集結

 QLD州最西部のNSW州境に近いところに年に一度競馬が開かれるバーズビルの町がある。さらにそこから北に上がるとブーリヤの町がある。いずれも周囲は見渡す限りの荒れ地という町だが、ブーリヤで年に1回、ラクダ・レースが開かれる。今年も16日、17日にブーリヤ・レース場でラクダ・レースが開催された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 今年20回目を数えるブーリヤ・キャメル・レースには、定年退職後単身または夫婦で国内各地を転々と旅して暮らす、いわゆる「グレイ・ノーマッド(白髪の放浪者)」が集まり、2,500人の観衆になる。

 このレースを人々は、「キャメル・レースのメルボルン・カップ」と呼んでいるそうで、レースにはかなりの混乱がつきものと伝えられている。

 今年は地元のラクダ、「マーレー」が、400m種目で過去20年の最高記録、32.9秒を樹立した。また、「ウェイソン」は、1,000m種目で200m遅れから猛烈なダッシュで一位に入るという番狂わせを演じ、さらに、1,500mブーリヤ・カップのファイナルでは、疾走中に突然向きを変えて反対方向に走るという番狂わせを演じた。結局、ファイナルはSA州の「フックマップ」が昨年に続いて2度めの栄冠に輝いた。

 この週末のイベントには遠くパースやアデレードからも集まってきており、普段は600人弱という町の人口が4倍以上に膨れあがり、ショーグラウンドには何百というキャラバンが並んだ。

 ロングリーチから未舗装路を540km西に走ったブーリヤのリック・ブリットン町長によれば、このイベントは40万ドル以上の金が町に落ちる重要な財源になっている。また、4年続きの旱魃のため、牧場は家畜を60%減らすなどの措置を取っており、ロデオなどの主要イベントが不可能になっている。それだけに、ラクダ・レースやデザート・シップ・レースは、町民と旅行者が交歓する貴重なイベントになっている。

 この後、ラクダは200kmあまり東のウィントンの町に移動して再びレースを繰り広げる。
■ソース
Thousands hump it across the dusty outback to Boulia camel races

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