ビル・リーク、新聞マンガ続編で「偽善者ツイッター」攻撃

「人種差別表現。忌まわしい」と連邦先住民族問題相

 ニューズ・コープ系のオーストラリアン紙が、ビル・リーク氏の一コマ・マンガを掲載、先住民族グループや連邦野党は、「人種差別的表現」と非難し、いくつかの団体が関係機関に提訴した。しかし、8月5日付同紙は、今度は前回とほぼ同じ絵柄ながら、アボリジニの警察官がビル・リーク本人の首筋をつかみ、「この男は真実を語り、それがおかしいと考えているらしい」と語っており、綱や釘を打ち付けたバットを握り、ソーシャル・ネットワークのツイッターのロゴをつけたTシャツを着た男が、「俺に任せろ」と語っている、マンガを掲載した。

 一方、ナイジェル・スカリオン連邦先住民族問題相も発言し、「マンガは人種差別的。悪趣味で忌まわしい」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 リーク氏は、「批判者は、偽善的なツイッター達がだだをこねているだけ。自分は先住民族コミュニティ内の暴力と虐待について真実を語っただけ」と反論しており、オーストラリアン紙も、「ビル・リーク氏の挑発的で洞察に優れたマンガは、一般の報道や分析が及ばないほどの力で問題の核心を考えざるを得なくしている」とリーク氏のマンガを擁護している。

 しかし、「National Congress of Australia’s First Peoples」のロッド・リトル共同議長は、「マンガはまったく不当。その擁護の論もこの国全体に典型的な固有の偏見と人種差別意識ではないか。このマンガを訴えるつもりだし、他の非アボリジニの人々もそれぞれ訴えるつもりだと語っている」ことを明らかにした。

 また、スカリオン大臣も、「人種差別的で悪趣味な作品。このマンガ家は不遜な風刺作品をたくさん描いてきた人物だが、人種差別的なステレオタイプは現代社会には居場所はない」と語っている。

 また、Brisbane Indigenous Media Associationのジャーナリスト、エイミー・マクワイア氏は怒りをあらわにし、「リークは辞めるべきだ。過去のビル・リークの作品を知っているから、今回もそれほどショックは受けなかったが、北部準州の少年刑務所で看守による少年達への暴力と虐待が暴露されたばかりの時にアボリジニを非難するマンガを発表するというのはまったく無責任だ」と語っている。

 さらに、「こんな作品は19世紀に逆行するものだ」と語っている。
■ソース
Indigenous Affairs Minister Nigel Scullion condemns ‘racist’ cartoon published in The Australian

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