国勢調査サイト、過熱状態でダウン、記入不能状態続く

所管大臣、「統計局はハッカー攻撃を受けていない」発言

 8月9日夜、国勢調査記入は統計局(ABS)のウエブサイトにアクセスして直接記入できるシステムが今回初めて用意されたが、間もなく、「サービス拒否攻撃(DOS攻撃)を受け、ウエブサイトは過熱状態で閉鎖された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABSでは、「外からの攻撃またはハッキングを受けた」と発表し、また、クリストファー・パイン大臣も、「ABSは海外からのハッキング攻撃を受けた模様」と語っていたが、所管大臣のマイケル・マコーマック小企業担当大臣は「ABSは攻撃を受けていない」と語った。

 「攻撃を受けた」と発表していたのはABSの統計担当者デビッド・カリシュ氏と国勢調査ソーシャル・メディア・アカウントで、一方、マコーマック大臣は、「当日一日中サービス拒否攻撃(サービスを提供しているウエブサイトに集中してアクセスし、パンクさせる攻撃)が4回試みられた」と語っている。また、マルコム・タンブル首相も、「国勢調査ウエブサイト閉鎖は警戒措置」と発言した。

 8月9日夜、ABSの国勢調査オンライン記入ウエブサイトはアクセスが殺到したため、過負荷から閉鎖になった。発言を追及されたマコーマック大臣は、「サービス拒否攻撃は、他のユーザーがウエブサイトにアクセスすることを妨害する行為であり、一方、国勢調査データが盗まれる事態も起きておらず、また、データが消去されたこともない」と答えている。

 さらに、RMIT大学のマーク・グレゴリー氏は、「国勢調査ウエブサイトのトラフィックが増えすぎたためにパンクしただけではないか」と語っている。また、「国内の5百万から6百万の世帯が一斉にオンラインで調査票に記入しようとアクセスすれば、DOS攻撃と同じ事態になるのは当然。本当に外部からの攻撃があったという証拠が必要だ」と語る発言もあった。

 タンブル首相は、「豪通信局(通信媒体専門の諜報機関)、ABS、IBMの三者が、外部からのあらゆる攻撃に対して必要な防衛措置ができたと判断すれば直ちにオンライン調査票記入を再開する。また、その段階で国民に案内する」と語った。
■ソース
Census: ABS website not attacked or hacked, Michael McCormack says

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