シドニー近郊鉄道年間事故1,800件、注意呼びかけ

転倒、駆け込み、ニアミスなどCCTVに捉えられた事故

 シドニー近郊鉄道では年間1,800件を超えるスリップやつまづきの転倒、駆け込み乗車、踏切でのニアミスなどの事故が起きており、NSW州鉄道局は鉄道利用者に注意を呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 鉄道安全週間にあわせてNSW州政府のアンドリュー・コンスタンス運輸相は、「この1年間の違反通告は240件を超えている。発車間際の飛び乗りやプラットフォーム間の移動にはとりわけ注意が必要だ。また、列車内や列車周辺で愚かな行為をする人の多さには当局も危惧している。もともと鉄道は危険なものだが、それを承知で自分を危険にさらす人が余りにも多い。時にはそれが事故につながっている。命を賭けるに値することではない」と語っている。

 さらに、「駅構内での死傷事故は年間2,100件から1,800件に減っているが、子供が巻き込まれる事故は220件から240件に増えている。だから、親御さんに警告したい。子供に注意し、子供の手をしっかりと握ってやってほしい」と語っている。

 シドニー鉄道局のハワード・コリンズCEOは、「プラットフォームで携帯電話に気を取られる人が余りにも多い。誰でもやりがちだが、電話に答えようとして危険に対する注意がおろそかになる。携帯電話を覗きながら、プラットフォームと電車の間にギャップがないつもりになっている人が多い。電車に乗ってからゆっくり電話でも何でもできるのだから、乗降の際には電話のことを忘れて熱中してもらいたい」と語っている。

 また、NSW TrainLinkのロブ・メーソンCEOは、「過去1年に踏み切り突破行為は200件を超えている。電車は時速90kmで走っていれば急ブレーキで停止するまでに数百メートル走る。貨物列車の場合、これが1kmに伸びる。また、踏切では電車に通行優先権がある。しかし、事故が起きれば、運転士や作業の鉄道員は事故の凄惨な光景を生涯忘れることができない。危険を承知で愚かな行為をする人達のために、鉄道員が精神的な苦痛を味わうというのは不公平なことだ」と語っている。
■ソース
Appeal for Sydney train users to take care after 1,800 accidents last year

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