オーストラリアの男性は女性よりも平均20%高所得

世界ジェンダー・ギャップ指標で15位から36位に転落

 豪労働組合評議会(ACTU)のまとめた数字によると、オーストラリアの男性は女性に比べると平均20%高所得で、男女の賃金格差は過去10年間で徐々に広がっていることが明らかになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 労働力多様性専門家のコンラッド・リベリス氏は、「国内有数の会計士事務所で働く男女も同じ仕事をしていても賃金体系が異なっており、賃金格差は1%から5%にもなる」と述べている。

 これに対してテロイト社が声明文書をABC放送に伝え、「最高レベルの報酬の男女格差は1%以上になるが、スタッフのそのレベルでの経験が6か月未満から30年以上と大きく広がっており、上級では男性が圧倒的に多いことが理由になっている。当社では、同じ程度の経験を基礎にして報酬の男女格差をなくすよう努めてきた」と述べている。

 また、ABSが発表した公式週所得データによれば、平均で男性は女性よりも20%前後所得が高い。ヘルスケア業界が所得の性格差では最悪だ。平均して週500ドル近い格差がある。しかも、ヘルスケア業界労働者の80%が女性だということを考え合わせると非常に興味深い」と語っている。

 一方、ACTUのデータによると、男女の賃金格差は2004年の15%程度から2015年には記録的な大きさになり、2016年になって小さくなり始めている。そのため、世界男女格差指数も2006年の15位から2015年には36位に下がっている。リベリス氏は、「女性のする仕事が男性のする仕事よりも価値を低く見られていることが問題の根源だ」と語っている。

 また、「未だに歴然とした性差別があり、たとえば管理職では女性は20%程度にしかならない。管理職に就きたい人は多く、また高い評価を受けているが、女性が管理職になることは非常に難しく、未だに男性の方が優遇されている」と述べている。
■ソース
Australian men paid an average of 20 per cent more than women

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