9月1日、新5ドル・ポリマー貨幣発行される

今後、10ドルから100ドルまで1年に1種を新発行の予定

 オーストラリアの貨幣は紙幣に代わって新ポリマー貨幣が発行されて以来4分の1世紀近くになる。5ドル・ポリマー貨幣はその間に色が変更になったり、記念貨幣が発行されたりしたが、基本的な意匠は変わっていない。

 2016年9月1日、新5ドル・ポリマー貨幣が発行された。これにあわせて旧5ドル・ポリマー貨幣は徐々に回収されていく。また、2017年には10ドル、その後も20ドル、50ドル、100ドルが年に1種ずつ新しい意匠で発行されていく予定。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 プラスチックへの印刷は難しいが、酷使される貨幣で印刷が落ちないようにすることはさらに難しく、オーストラリアで開発された特殊印刷技術で、世界のいくつかの国で発行されているポリマー貨幣もオーストラリアのNote Printing Australia社で印刷されている。

 旧5ドル・ポリマー貨幣にもいくつかの偽造防止手段が用いられているが、新5ドルではさらにその手段も増やされている。また、偽造防止用ではないが、目の不自由な人にも識別できる凹凸が初めて付けられた。また、これまで小窓だった透明部分が拡大されている。

 意匠にはオーストラリア原生のワトルの一種、プリックリー・モーゼと呼ばれる黄色の花とイースタン・スパインビルという、これもオーストラリアの鳥が描かれている。

 この新発行までには10年の調査、自動販売機その他、現金を扱う機械などでの試験や、業界との協議を経て来ており、中銀(RBA)の貨幣発行部門のトップ、マイケル・アンダーソン氏は、「新発行の目的は偽造を防ぐこと。通貨偽造を可能にする技術も日進月歩しているが、RBAには科学者グループも働いており、彼らは通貨偽造のテクニックにも熟知している。その上で偽造に打ち勝つ技術を開発しなければならない」と語っている。

 新5ドル貨幣発行の経費は「Note Printing Australiaの企業秘密」とされ、明らかにされないが、今後すべての額面の更改に要する研究開発や宣伝には3,700万ドルの予算が組まれている。
■ソース
Five dollar banknote rollout starts today

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