オパール・カード料金体系一部改定で無料措置廃止

紙切符は一足先に9月1日付で完全廃止

 9月1日、NSW州営交通の乗車乗船券は従来の紙切符が廃止され、1回乗車も専用のオパール・カードが発行されるようになった。さらに、9月5日には、オパール・カード料金体系が一部改定され、鉄道、バス、フェリーの複数の交通手段を乗り継ぐ場合には割引措置が得られるようになった。一方、週に8回の乗車でそれ以降が無料になる回数優遇措置は廃止された。この優遇措置は、ライトレールの最短駅間を徒歩で往復して8回の乗車を消化し、その週のそれ以降の長い区間の乗車を無料にする通勤者が大勢現れたため、話題になっていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アンドリュー・コンスタンス運輸相によると、「この無料措置は州政府にとって年間3億ドルの逸失利益になっていた。このようなことでは経営にも無理が来る。ただし、今後は週に8回の乗車以降の乗車は半額になる。また、一度の移動で異なる公共交通手段を乗り継ぐ場合には$2の割引が得られる」と語っている。

 また、勧告案で変更の可能性も伝えられていた料金、区間などには変更はなく、1日、1週間の料金頭打ち制度や、年金受給者、シニア・カード保有者の1日$2.50頭打ち制度、ゴールド・オパールなども変更はない。

 しかし、NSW州議会野党労働党のライアン・パーク議員は、「今回の変更でもっとも打撃を受けるのはシドニー周辺部からの長距離通勤者だ。彼らにとって公共交通機関が経済的に有利でなくなれば、自家用車に戻ることになる。8回以降で無料になる措置が廃止されることで長距離通勤者の交通費増は12%前後になる。その値上がり分は年間にすれば数百ドルにもなる。しかも、現在、賃金はゼロ上昇率だから、彼らにとっては所得減になる」としている。

 Western Sydney Regional Organisation of Councils (WSROC)のトニー・ハドチティ会長も、「紙切符時代には割引付きの1週間乗車券もあったが、運輸大臣はその乗車券廃止の際にオパール・カードでもっと得になると約束していたのに約束が違う」と批判している。
■ソース
Opal Card cuts to free travel incentives hit NSW commuters

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