NSW州北部の地下水からウラニウム検出される

すでに上水道への供給はしておらず、住民に影響なし

 9月8日付でABC放送(電子版)が、NSW州北部の地下水から放射性物質のウラニウムが検出されたと伝えている。この地下水は近くの町の上水道に供水していたが今は停止している。

 問題の地下水は同州ニューイングランド地域の中心地タムワースの北東20kmほどのところにあるムーンバイとクーティンガルの町に水を供給していたが、上水道への供給はすでに停止している。

 ウラニウムは2016年7月の地下水検査で検出されたもので、濃度がAustralian Drinking Water Guidelines(オーストラリア飲料水質ガイドライン)の規定を越えていた。その後の検査で8月にガイドラインを越えていることが確認された。そのため、2つの町はタムワースから水の供給を受けている。

 ただし、スインバーン大学の水質問題専門家のピーター・クームズ教授は冷静を呼びかけ、「健康への影響でいえば、ほとんどの物資の場合、一度だけわずかにガイドラインの基準を超えたからといってガイドライン超過というわけにはいかない。ウラニウムにしろ何にしろ、継続的にガイドライン水準を超えていなければならない。こういう話は時々現れるが、水は様々な物質を極微量含んでいるものだということを知っていなければならない」と語っている。

 7月の検査でウラニウム濃度が0.032mgと検出された。ガイドラインは人体に安全なレベルを0.017mgとしており、WHOは0.03mgとしている。クーム教授は、「複数回のテストで連続してガイドライン濃度を超えていない限りすぐに騒ぐことはない」としている。

 このウラニウムは地下に埋もれている天然の鉱石であり、徐々に水に溶け出したものと見られている。
■ソース
Uranium discovered in water supply for Moonbi and Kootingal in northern NSW

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