工事現場で作業員2人が倒れたコンクリート板で圧死

QLD、作業員が職場安全問題に抗議、就労拒否直後

 10月6日、QLD州ブリスベンのイーグル・ファーム競馬場厩舎再開発工事現場で大型のコンクリート板が転倒し、作業員2人が下敷きになって死亡した。この事故で建設労働者が所属する労働組合、CFMEUが、「事故の起きた現場は、職場の安全確保に欠陥ありとして、他の作業員2人が就労を拒否して現場から退去したばかりだ。労働法の改正を要求する」と発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同労組の職場安全衛生コーディネータのアンドリュー・ラムゼー氏は、「昨日、その作業員の1人が組合に通報し、今朝にはもう1人が通報してきた。現場で働いていた労働者1人も電話で通報してきた。彼は、このままでは死人が出ると考え、職場退去した。彼は、工事計画で実際に職場退去したのはこれが初めてだと語っていた」と証言している。

 死亡したのはアシュリー・モリスさん(34)と、もう1人の55歳の男性で、工事現場の穴の中に立っている時に、9トンのコンクリート板2枚が倒れたため、その下敷きになったもので、CFMEUの代表は、「穴の中でコンクリート板がしっかり固定されていなかったのではないか。2人は2枚のコンクリート板の間にサンドイッチになっていた。助かりようがなかった。気の毒に」と語っている。

 2人が死亡した工事現場には2人の死を悼む花束やメッセージが供えられている。また、CFMEUは10月10日に遺族と話し合い、遺族の権利について話し合い、事故原因究明に全面的に協力することなどを伝えるとしている。また、事故現場に近いドゥーンベン競馬場のレースではジョッキーらが喪章を腕に巻いて出走した。ブリスベン・レーシング・クラブのバート・シンクレア・レーシング・マネージャは、「クラブ150年の歴史でもっとも悲劇的な日だ。2人の犠牲者には深く哀悼の意を贈りたい」と発表している。

 グレース・グレース労働大臣は、Workplace Health and Safetyに対して早急に調査報告をするよう指示した。
■ソース
Eagle Farm construction deaths: Workers walked off job days before men killed, CFMEU says

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