「国内で7万3,000人の子供が貧困線より下の生活」

国内社会福祉上部団体の調査報告発表

 1980年代、ボブ・ホーク連邦首相は「10年以内に貧困世帯の子供をなくしてみせる」と宣言した。しかし、どの政権もそれを実現することはできず、25年間続いた経済成長も貧富の差を広げるばかりで、今も貧困線より下の生活を送る子供が増え続けている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 上部団体のオーストラリア社会福祉協議会(ACOSS)のまとめた報告書によると、現在、貧困線以下で生活する子供の数は過去10年より増えており、人口の13.3%が貧困線未満で暮らしている。

 特に単親世帯で貧困線未満の生活している子供は731,000人を数えている。カッサンドラ・ゴルディACOSS CEOは、「このデータには困っている。過去10年間、国内の貧困レベルに対処するために努力してきたことが何の役にも立っていない。現在の貧困レベルは過去2年から上昇しており、現在は40%になっている。連邦政府は現在の対策を変更しなければならない。現にやれるはっきりとした対策が待っている。中にはすぐにでも取りかかれる対策もある」と語っている。

 ACOSSでは、貧困線未満で生活する子供を減らすことを優先政策とすることや福祉削減でも低所得世帯が不利益をこうむらないよう対策してもらいたい」と語った。

 保守連合政権のアーサー・シノディノス内閣官房長官は、「貧困をなくすには経済を活発化して雇用を増やすことだ。貧困線未満の世帯は両親や祖父母までが失業者だったような世帯だ」と発言している。しかし、ジム・チャーマーズ労働党の影の閣僚は、「タンブル政権にとっては最悪の事態だろう。扶養家族手当も産休有給休暇もカットし、求職者には1か月一文なしで暮らせというのだから」と語っている。
■ソース
ACOSS Report: ‘Disturbing’ data reveals 730,000 Australian children living below poverty line

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