シドニー大学中庭の名物、ジャカランダ倒れる

「ジャカランダの花が咲いてから勉強しても遅い」の伝説

 日本ではキリモドキと呼ばれる南米原産のジャカランダはオーストラリアでも20世紀前半の南米ブーム頃から並木や庭木として植えられ、NSW州北部のグラフトンでは毎年「ジャカランダ祭」も開かれる。

 1928年にシドニー大学の内庭に植えられたジャカランダはシドニー大学の名物になっており、10月末から11月にかけて紫色のマメ科の花をつけることから、学生達の間では、「ジャカランダの花が咲いてから勉強しても遅い」との言い伝えがある。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 その樹齢90年近いジャカランダの木が10月28日夜から29日朝にかけての間に根元から倒れ、大学側は業者を呼んで解体処分を始めた。

 このジャカランダはEGウォーターハウス教授が哲学教室の近くに植えた木で、2005年にはシドニー市の歴史・環境に意味の大きい樹木の一つとして登録されている。

 大学は、「1928年以来メインの中庭に枝を広げてきたジャカランダが倒れたという悲しいニュースを大学コミュニティに伝えなければならない」との声明を発表している。

 老齢化したジャカランダを案じた大学がジャカランダ専門家を呼んで枝を切り取り、他のジャカランダの土台に接ぎ木し、他の場所で育てている。大学側は、「遺伝学上これまでのジャカランダとまったく同じ個体を同じ場所に移植することができる」と述べている。

 大学のヘリテージ・ツアーを主催しているクレーグ・バーカー博士は、「ウォーターハウス教授は草木の栽培に熱心で、シドニーで椿を流行らせることもした」と語っている。
■ソース
Students past and present mourn University of Sydney’s famous jacaranda tree

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